インターネットコム株式会社とJR 東海エクスプレスリサーチが行ったエイプリルフールに関する調査によると、 7割近くが「憶えていた」と回答したが、「何もしなかった」ユーザーが圧倒的多数だった。

「忘れていた」「知らない」ユーザーと「何もしなかった」ユーザーを合計すると、 9割近くのユーザーがエイプリルフールに無関心だということになる。

調査対象は、官公庁や自治体、民間企業に勤務する20代から60代の男女331人。男女比は男性81.6%、女性18.4%、年齢別は、20代15.7%、30代39.9%、40代36.9%、 50代6.9%、60代0.6%。居住地区別では、北海道0.3%、東北0.9%、関東45.0%、甲信越0.6%、東海29.0%、北陸0.3%、近畿23.0%、中国0.0%、四国0.0%、九州・沖縄0.9%。

全体331人に対して今年のエイプリルフールを憶えていたかどうか、聞いてみたところ、67.1%(222人)が「憶えていた」と回答した。

しかしこの222人のうち、エイプリルフールに「何もしなかった」ユーザーが84.2%(187人)と圧倒的多数を占め、「(面と向かって、電話で、メールで)家族や友人にささやかなうそをついた」のは30人、「各団体のエイプリルフール企画サイトを閲覧した」のは5人、「自分のホームページや Blog サイトにささやかなうそを掲載した」のは3人、「各団体が主催するエイプリルフール企画サイトに参加した」のは1人という結果になった。

「各団体のエイプリルフール企画サイトを閲覧した」5人に、閲覧した企画サイトをどうやって見つけたか複数回答で聞いてみたところ、「去年も見た」と回答したのが3人、「Blog、掲示板」が3人、「その他」1人だった。

エイプリルフールに「何もしなかった」187人に、「忘れていた」104人、「知らない」5人を合計した296人という数字は、全体331人に対して89.4%だ。 9割近くのユーザーがエイプリルフールに無関心だということになる。


こういう記事見ると、1年に一度、公然とささやかなうそをつけるエイプリルフールは、もはや、国民的娯楽ではなくなったのか、あるいは、インターネット以前に比べ、圧倒的な速度でニュースが広まる時代には、ささやかなうそさえ、危険になったのだろうかと勘ぐりたくもなりますね。

BGM 「Re-sublimityKOTOKO