これから外科手術を受ける人は執刀医にこう聞いた方がいいかもしれない。「先生、今日TVゲームやりました?」

外科手術の前に「スーパーモンキーボール」のようなTVゲームを20分間プレーした場合、しない場合より素早く手技を終わらせ、しかもミスが少ないことが実験でわかった。

この実験は、ジェームズ・ロッサー博士が中心となってニューヨークのベス・イスラエル医療センターと米メディア家族研究所が共同で、医療トレーニングコースに参加している外科医303人を対象に実施した。外科医たちは、ゲームをして、切開した場所から極小のビデオカメラのついた腹腔鏡を入れるドリルを行った。

傷口の内部を腹腔鏡を使って縫合する「コブラロープ」と呼ばれる手技を行い、それを評価した。ロッサー博士は、コブラロープは「カメラのディスプレーを見ながら90センチくらいの箸で靴ひもを結ぶようなもの」と説明した。

研究者によると、手技の直前にTVゲームをした外科医は、そうでない外科医より平均11秒早く手技を終わらせた。ミスをすると、それだけ時間がかかるので、早く手技が終わるということはミスが少ないことを意味している。

腹腔鏡を使う外科手術は、胆嚢、子宮、結腸などで行われる。

まさかビデオゲームが手術に良い効果をもたらすとは・・・。
反対だとばっかり思ってました。
でも、やりすぎで目が疲れて凡ミスでもされたらかないませんけどね。